【6月】1日1本、心の栄養。映画で人生をカラフルに｜365日の映画カレンダー

雨の庭園で出会った年上女性と男子高校生の儚い交流。繊細な言葉と映像美、静けさの中に宿る恋が心に残る。新海誠作品の中でも特に余韻が美しい一本。

鹿児島の伝統行事「六月燈」を背景に描かれる三姉妹の再会と再生の物語。笑いと涙、そして家族の複雑さが詰まった、あたたかくて懐かしい地方映画。

傘のように降り注ぐ音楽と色彩が切ない恋を彩るフランスの名作ミュージカル。雨の街で芽生えた恋は、永遠ではないけれど、美しく記憶に残る。

どしゃ降りの中で踊る名シーンは映画史に残る傑作ミュージカル！陽気なテンポと愉快なストーリーで、梅雨の憂鬱を吹き飛ばしてくれる元気チャージ映画。

川の流れと共に描かれる兄弟の絆と人生の選択。美しい自然と哲学的な語り口が静かな感動を呼ぶ。心の奥に沁みわたるアメリカ文学的作品。

図書カードに書かれた名前「天沢聖司」が、初恋のはじまり。等身大の青春と、夢を追う気持ちが瑞々しく描かれるスタジオジブリの名作。あの曲も忘れられない。

静かな雨の日に似合う、ちょっとビターな人生ロードムービー。自分探しの旅に出た女性が各地で出会う人々との交流がリアルで温かい。

子どもたちの恐怖が具現化するピエロ“それ”との死闘。梅雨のじめっとした空気にぴったりの恐怖とスリル！友情の強さも見どころ。

時を超えて届く手紙が人生をつなぐ感動ファンタジー。雨とともにあらわれる奇跡が、優しく背中を押してくれる。東野圭吾原作の泣ける物語。

離婚と子育てをめぐる親子の成長を描く不朽の名作。父と息子の絆に胸が熱くなる。人生の“雨の季節”を乗り越える強さと愛に心打たれる。

言葉を話せない女性がピアノと情熱で語る愛の物語。雨と泥にまみれた自然と情念が絡み合う、官能的で芸術性の高い映画。魂が揺さぶられる体験。

6歳から18歳までの12年間を俳優たちが実際に成長して演じた奇跡の作品。じわじわと心に沁みる人生の軌跡。雨のように穏やかに流れる時間を感じる。

愛する妻を失った男が喪失と向き合い、再生していく過程を描く。不器用な悲しみの描写がリアルで切ない。タイトル通り、天気と心がリンクする一作。

濃霧に包まれたスーパーマーケットに閉じ込められた人々の恐怖。人間の極限と集団心理を描く衝撃作。霧と恐怖がじわじわと心を蝕んでいく。

恋愛に不器用な男子3人組が「絶対に彼女は作らない」と誓うも…。“男同士の友情×恋愛のジレンマ”というリアルなテーマに共感必至。

自閉症の兄と奔放な弟の心の距離が、旅を通じて縮まっていく感動作。雨のように降り注ぐ理解と受容が、家族の本質を映し出す。名優たちの共演も必見。

喪失のなかで揺れる作家と遺族の心の機微を丁寧に描く。静かで深い感情がじとっと心に染み込むような作品。再生の一歩を踏み出す勇気に寄り添ってくれる。

川辺で暮らす人々とのゆるやかな共同生活。再出発の不安と希望が川の流れのように描かれる。余白を大切にした優しい邦画。

走る列車でゾンビから逃げる韓国発の大ヒットパニック映画。家族愛と人間ドラマが緊張感の中に浮かび上がる。疾走感と泣ける展開に釘付け。

手紙のやりとりを通して芽生える恋と時間の奇跡。雨が降るたび思い出すような、静かで美しい韓国の純愛映画。風景と音楽が感情をやさしく包む。

海を越えて運命に立ち向かう少女の冒険ファンタジー。雨雲を抜けた先の自由と未来を信じる力が、元気をくれる。映像美と音楽も圧巻。

都会の中で生きる“空気人形”が感じる孤独と愛。湿度の高い空気のように満たされない心を映す詩的な作品。ペ・ドゥナの儚い存在感が印象的。

黒澤明原案、時代劇ながら人生賛歌に満ちた作品。人を想い、人に尽くすことの尊さが静かに描かれる。雨上がりのようなやわらかな感動が残る。

忙しない日常に疲れた心を、そっとほぐしてくれる“脱力系”スローライフ映画。ゆるやかな会話、美味しそうなごはん、海辺の風景――観終えた後に深呼吸したくなる。

水没していく家とともに、老いた主人が記憶をたどる短編アニメ。セリフは少ないが、心に残る余韻は大きい。雨のように静かでやさしい人生の回想。

認知症の母との時間を描く家族映画。日々少しずつ忘れていく悲しさと、それでも続く愛情が丁寧に綴られる。記憶とともに流れる雨が象徴的。

少女たちが成長と変化の季節を迎える、淡く繊細な青春ドラマ。どこか懐かしく、時にぶつかり、時に支え合う若葉のような日々を丁寧に描き、観る人の胸にじんわり沁み入る。

貧しさの中でつながる家族のかたち。雨音のようにしんしんと染みるリアルな描写が胸を打つ。是枝裕和監督の社会派人間ドラマの傑作。

出生証明のない少年が社会の矛盾に立ち向かうレバノン映画。貧困と無関心の現実を突きつけながらも、彼の眼差しが希望を宿す。胸をえぐる名作。

トランスジェンダーの少年と家族の葛藤と変化。世代を超えた愛と理解を描くハートフルな物語。雨上がりの空のように、希望へと向かうラストが温かい。