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【はじめに】
澄んだ空気、緑に包まれた山の中。
自然に身をゆだねると、不思議と心がほどけていきます。
そんな「山の日」には、日常から少し離れて、心に沁みる邦画をゆっくり味わってみませんか?
自然の美しさや人と人との絆、静かな時間の流れを描いた作品は、山で過ごすひとときをより豊かにしてくれるはず。
このブログでは、山の日にぴったりの邦画を厳選して12本ご紹介します。
深呼吸したくなるような映画体験を、ぜひあなたに。

🔑映画で旅する山時間🍃。癒しと自然のリアルが息づくおすすめ山映画~12選~⛰

岳 -ガク-(2011)

【作品詳細】
『岳 -ガク-』は、石塚真一の漫画を原作とした山岳救助をテーマにした映画。
北アルプスを舞台に、山岳救助ボランティアの島崎三歩(小栗旬)と新人救助隊員の椎名久美(長澤まさみ)が、猛吹雪の中での多重遭難に挑む人間ドラマ。
原作のエピソードを基にした感動的なストーリーと豪華キャストが魅力。
Filmarks評価 | 3.4 |
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作品データ | 2011年 126分 |
監督 | |
出演 |
山岳救助ボランティアの島崎三歩と新人救助隊員・椎名の姿を通して、山の美しさと過酷さ、人命の重みを描く感動作。
山を愛するがゆえの覚悟と、命を預かる仕事の葛藤がリアルに描かれており、壮大な自然映像とともに心を打たれる作品です。
劔岳 点の記(2009)
【作品詳細】
『劔岳 点の記』は、明治時代に日本最後の未踏峰・劔岳の測量に挑んだ測量技師の柴崎芳太郎を主人公にした実話に基づく映画。
新田次郎の同名小説を原作に、厳しい自然と向き合いながら、命がけで地図完成を目指す男たちの姿を描く。
壮大な山岳風景と人間ドラマが融合した感動的作品。
Filmarks評価 | 3.4 |
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作品データ | 2009年 139分 |
監督 | |
出演 |
明治時代、日本地図完成のために未踏峰・劔岳に挑んだ測量官たちの実話を映画化。
人力で険しい山を越える姿が感動を呼び、山と向き合う人間の誇りとロマンが詰まった一作。
圧倒的な実景映像と歴史の重みを感じさせる丁寧な演出が魅力です。
エヴェレスト 神々の山嶺(2016)
【作品詳細】
『エヴェレスト 神々の山嶺』は、夢枕獏の小説を原作とした日本映画。
山岳カメラマンの深町誠(岡田准一)が、エベレストで消息を絶った伝説の登山家・羽生丈二(阿部寛)の謎を追う。
過酷な自然と人間の執念を描き、圧倒的な映像美でエベレストの厳しさを表現。
命懸けの挑戦と人間ドラマが交錯する感動の山岳映画。
【予告】
Filmarks評価 | 2.9 |
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作品データ | 2016年 122分 |
監督 | |
出演 |
夢を追う写真家と、過去に謎を抱える孤高の登山家・羽生丈二。
二人の男の情熱が、世界最高峰エヴェレストで交錯する。極限の自然と、登る理由を問う人間ドラマが深く絡み合う。
荘厳な山岳映像と静かに燃える情熱に引き込まれる傑作です。
八甲田山(1977)
【作品詳細】
『八甲田山』は、高倉健、丹波哲郎、北大路欣也らが出演し、森谷司郎が監督した日本映画。
明治34年、青森の八甲田山で雪中行軍訓練中の日本陸軍が猛吹雪に遭遇し、199名が遭難死した史実に基づく。
厳しい自然環境と軍の硬直した指揮系統を描き、組織のあり方や人間の限界を問う重厚なドラマ。
壮絶な雪山の映像と俳優陣の迫真の演技が評価され、興行的にも成功を収めた。
Filmarks評価 | 3.8 |
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作品データ | 1977年 169分 |
監督 | |
出演 |
日露戦争前夜、雪中行軍の訓練として八甲田山に挑んだ日本陸軍が遭難した史実を元にした重厚なドラマ。
自然の恐ろしさと、組織の判断ミスが招いた悲劇を克明に描く。
氷雪の中で繰り広げられるサバイバルが胸を締め付ける名作です。
氷壁(1958)
【作品詳細】
1958年公開の映画「氷壁」は、井上靖の同名小説を増村保造が監督。
魚津恭太(菅原謙二)と小坂乙彦(川崎敬三)が穂高岳で登山中、ザイル切断により小坂が死亡。
事故か故意かを巡るミステリーと、恋愛や不倫が絡む人間ドラマが展開。
Filmarks評価 | 3.6 |
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作品データ | 1958年 97分 |
監督 | |
出演 |
登山事故の真相をめぐり、責任と友情、そして愛の狭間で揺れる人々を描くサスペンスドラマ。
命綱であるザイルの謎を軸に、山という極限状況が人間の心理をあぶり出す。
映像美と重厚な人間描写が印象的な作品です。
もののけ姫(1997)
【作品詳細】
『もののけ姫』は、宮崎駿監督のスタジオジブリ作品。
自然と人間の共存をテーマに、森の神々と文明の衝突を描く。
主人公アシタカは、呪いを解く旅で、少女サンと出会い、両者の間で葛藤する。
壮大なアニメーションと深いメッセージで、環境問題を問いかける名作。
Filmarks評価 | 4.1 |
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作品データ | 1997年 133分 |
監督 | |
声 |
自然と人間の共存をテーマに、タタラ場と森の神々との争いを描く壮大なアニメーション作品。
生命と破壊、欲望と献身が複雑に絡む物語は大人にも深い問いを投げかける。
壮麗な背景美術と力強い音楽が、物語世界に命を吹き込んでいます。
おおかみこどもの雨と雪(2012)
【作品詳細】
『おおかみこどもの雨と雪』は、細田守監督のアニメ映画。
女子大生・花が狼男・彼と恋に落ち、二人の子・雪と雨を育てる物語。
人間と狼の二つの性質を持つ子どもたちが、成長しながら自分の生き方を選ぶ姿を描く。
自然豊かな田舎を舞台に、家族の絆と自己発見を感動的に表現。
作画と音楽も高く評価され、細田作品の代表作の一つ。
【予告】
Filmarks評価 | 3.7 |
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作品データ | 2012年 117分 |
監督 | |
声 |
人間と狼のハーフである子どもたちと、彼らを育てる母の成長を描いた心温まる物語。
都会から田舎へ移住し、自然とともに生きる選択をする姿は、現代の子育てや生き方への示唆にもなる。
優しいタッチで描かれる自然との共生が胸に沁みます。
春を背負って(2014)
【作品詳細】
『春を背負って』笹本稜平の小説を原作に、立山連峰の山小屋を舞台に、父の死をきっかけに山小屋を継ぐ決意をした亨(松山ケンイチ)が、自然と人々との交流を通じて居場所を見つけていく姿を描く。
美しい山岳映像と心温まる物語が魅力。
【予告】
Filmarks評価 | 3.3 |
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作品データ | 2014年 115分 |
監督 | |
出演 |
父の急逝により、山小屋を継ぐことになった元証券マンが、山の中で出会う人々との交流を通じて変わっていく姿を描く。
都会と自然、現実と理想の間で揺れる主人公の成長を、立山連峰の雄大な風景が包み込む、穏やかで滋味深い作品です。
滝を見にいく(2014)
【作品詳細】
『滝を見にいく』は、沖田修一監督のコメディ映画。(新潟県妙高市で撮影)
紅葉と幻の滝を見に行くツアーに参加した7人の女性が、ガイドとはぐれ山で迷子に。
演技経験のない素人を含むキャストが織りなすサバイバル劇は、ユーモアと人間味にあふれる。
【予告】
Filmarks評価 | 3.6 |
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作品データ | 2014年 88分 |
監督 | |
出演 |
温泉ツアーに参加した中年女性7人が、山中で道に迷いサバイバル生活に。
コミカルなやり取りの中に、女性たちの本音や絆が垣間見える。
自然の中での不自由な生活が、彼女たちの心を解きほぐしていくさまがほっこりと描かれています。
人生、いろどり(2012)
【作品詳細】
『人生、いろどり』は、徳島県上勝町の「葉っぱビジネス」を題材にした日本映画。
過疎化が進む町で、農協職員と高齢女性たちが料理の「つまもの」を販売する事業を成功させる実話を描く。
キャッチコピーは「もうヒトハナ、咲かそ。」。
上勝町の美しい自然と、人生の生きがいを見つける姿が感動を呼ぶ。
【予告】
Filmarks評価 | 3.6 |
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作品データ | 2012年 112分 |
監督 | |
出演 |
徳島県の小さな町で、彩り用の葉っぱを商品にした高齢女性たちの実話をもとにした作品。
年齢を重ねても人生を輝かせられるという希望と、地域再生の力強さを感じさせる。
笑いと涙を織り交ぜながら、生きがいを見つける素晴らしさを描く感動作。
WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日(2014)
【作品詳細】
『WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日常』は、都会育ちの青年・平野勇気(染谷将太)が、大学受験失敗と失恋を機に、林業研修で三重県の神去村へ。
厳しい先輩ヨキ(伊藤英明)や美女・直紀(長澤まさみ)と出会い、過酷な林業と村の生活を通じて成長する姿を描く。
原作は三浦しをんの小説。笑いと感動が織り交ざるサクセスストーリー。
【予告】
Filmarks評価 | 3.8 |
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作品データ | 2014年 116分 |
監督 | |
出演 |
ひょんなことから林業研修に参加することになった都会の若者が、田舎の厳しさと温かさの中で成長していく青春物語。
笑いあり、汗と涙ありの爽快な展開と、林業の知られざる魅力が描かれる。
自然と人間との距離感を見つめ直せる快作です。
キツツキと雨(2012)
【作品詳細】
『キツツキと雨』は、沖田修一監督のコメディ映画。
山村にゾンビ映画の撮影隊が訪れ、木こりの克彦(役所広司)と新人監督の幸一(小栗旬)が交流を深める。
克彦は映画の魅力に目覚め、幸一は成長。村と撮影隊のコラボが生まれる心温まる物語。
第24回東京国際映画祭審査員特別賞受賞。
【予告】
Filmarks評価 | 3.8 |
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作品データ | 2012年 129分 |
監督 | |
出演 |
『キツツキと雨』は、山あいの静かな村を舞台に、寡黙な木こりと気弱な映画監督の交流を描いた心温まるコメディ。
ぎこちない二人のやりとりがじんわりと笑いを誘い、やがて村全体を巻き込んでいく展開が見どころです。
自然の中で少しずつ心を通わせていく姿が、観る者の気持ちもほぐしてくれます。
映画作りと人とのつながりをユーモラスに描いた一本で、山の日にぴったりの一本です。
是非気になる作品があったら観てください!
それでは、素敵な映画タイムをお過ごしください☕

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