映画「#真相をお話しします」感想|いま僕らが直視すべき“匿名の石”について

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🎬 #真相をお話しします


あらすじ
かつて一流商社の営業マンだった桐山は、
友人に裏切られ、借金を抱え、
以来、人と深い関わりを持たず、
ビルの警備員として暮らしている。
そんななか、ビル内に事務所を構える、
不思議な雰囲気の男・鈴木と徐々に親しくなり、
彼からある提案を受ける。(U-NEXTより)
予告
キャスト
主題歌 Mrs. GREEN APPLE「天国」Official Music Video
感想
\台詞等一部ネタバレあり/

今日は映画、『#真相をお話しします』を観ました!
一見すると、いつものミステリー映画の香りがするこの作品…
でも実際に鑑賞すると、
それがただの推理劇ではないことにすぐ気づき
原作は未読のまま鑑賞した僕にも、
この映画は静かな衝撃と多くの問いを残しました。

出典:映画.com
📱 SNSの恐ろしさがリアルに
この映画の中心にあるのは、
「視聴者から投げ銭を集める暴露系配信チャンネル」という
現代的で危うい仕組み。
視聴者は匿名のまま“真相”を求め、
その見返りに金銭を払うというもの。
そこへ選ばれたスピーカー(真相を語る人間)が立ち向かい、
次々と物語は予想もつかない方向へ転がっていきます。

映画のテーマは一言で言うと「SNS社会の闇」。
匿名性と投げ銭文化が交錯し、
他者の不幸を嘲笑するような
観客がそこにいる。

これって単なる映画の設定ではなく、
僕たちが日常的に見ている
ネットの世界そのもの。
実際、映画の舞台となる
“真相配信チャンネル”は
現代のSNSを象徴していて、
ここで語られる真実と嘘が混じった情報は、
まるでフィクションと現実の境界を
曖昧にするようでした。

😐 スタートはよくわからない…でも後半は引き込まれる
正直に言うと、原作を知らないからか
冒頭の状況を上手く理解することができなかった。
(冒頭から40分くらいww)
SNS配信のルールや意図、
ここで何が起きようとしているのか、
いきなりあらすじも観ないで
作品を観始めた人は、
たぶん「???」となると思う。

でも、中盤から後半にかけて
一気に物語の輪郭が立ち上がり、
気づけば引き込まれていました。


個人的には、ごめんなさい。ちょっと不完全燃焼でした。。
ただ、それが逆に、観る者ひとりひとりに
SNSとどう付き合っていくか
考えるように投げかけてる感じがして、
斬新でした。

🗣️ 演技の力が観客を支える
Mrs. GREEN APPLEの
大森元貴さんの演技初めてみたけど
結構ハマってたように思う。
岡山天音さんもああいう配信者の
独特な雰囲気、、盛り上げる
演技めっちゃ上手い!
(追い詰められた中条あやみさんも)

出典:映画.com

ただ個人的に良かったのは、
伊藤健太郎さんと伊藤英明さんの演技かな?
特に伊藤健太郎さんは、
感情の揺れを抑えながら
爆発させる瞬間の抑制が素晴らしい。
(目が怖い…)

出典:映画.com
で、伊藤英明さんは、
物語の空気を一変させるような怪演で、
ちょっと「悪の教典」の
殺人鬼・ハスミンを思いだした。

出典:映画.com

💥 心に残る台詞 ― 「匿名のあなたへ投げられた石」
この映画で一番刺さったのは、
ある場面で登場した言葉…。
「僕らが復讐する相手は、あなたたち匿名の皆さんです。
常に安全な場所から無責任に石を投げつける皆さんが〜」
このセリフは、まさに
今のSNS社会の核心を突いてるなって思った。

誰もが匿名で誰かを批判し、
誰かの“真相”を求める。
だがその裏で、僕たちは
安全な位置から
言葉のナイフで
他者を傷つけてはいないだろうか…?
なんか今一度色々コメントする前に、
考えてから発言しようって
なんか素直に思った。

📝 まとめ
『#真相をお話しします』は
単なるサスペンス映画ではなく、
SNSの匿名性、匿名の批判、
真相と嘘、そのすべてが絡み合う
現代の“鏡のようなSNS映画”でした。
今ってすぐ配信とかできる時代だけど
投げ銭とかで、殺人とか特定とか
色々問題になっているし、
自分も気を付けようと思った。
う~ん。
原作未読でも十分に楽しめる映画です。
未鑑賞の方いたら是非みてください!

おわり
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引用:映画「かもめ食堂」より


