東京都を旅したくなる映画41選+a|スクリーンの中の景色を歩いてシネマに恋する。

🗼街の息遣いに触れる。さらに深く東京を味わう20作品
【警視庁・事件の最前線】(スリルと正義)
交渉人 真下正義(2005年)
【一言でいうと】
地下鉄網は巨大な迷宮。クリスマス、東京の動脈がジャックされる!
【📍ご当地ポイント:都内の地下鉄・車両基地】
東京の網の目のように張り巡らされた地下鉄網が主役。
劇中の「TTR(東京地下鉄)」は架空ですが、
ロケは大江戸線などの車両基地で行われました。
普段見ることのできない「東京の地下」の巨大なスケール感と
機能美を堪能できます。
【ぜひ観てほしい!】
パニックの中で浮かび上がる東京のインフラの凄さ。
映画を観た後に地下鉄に乗ると、
暗いトンネルの先にある「指令室」や「ポイント」の存在を意識せずにはいられなくなる、テクニカルな興奮が詰まった一作です。
SP THE MOTION PICTURE 野望篇/革命篇(2010年・2011年)
出典: Filmarks映画
【一言でいうと】
この街を、命懸けで守る。六本木から国会議事堂へ、決死のアクション!
【📍ご当地ポイント:港区(六本木ヒルズ)・千代田区(永田町)】
六本木ヒルズ周辺での激しい追跡劇や、日本の権力の中心地・永田町が舞台。
洗練された都会の風景の中で繰り広げられる、
徹底してリアルにこだわったアクションが、
東京という街に独特の緊迫感を与えています。
【ぜひ観てほしい!】
私たちが普段歩いている六本木や永田町が、
これほどまでにスリリングな戦場に変わる驚き。
映画のロケ地を歩きながら、静かに、
しかし確実にこの街を守るSPたちの視線を想像してみると、
いつもの景色が違って見えるはずです。
新宿鮫 眠らない街(1993年)
出典:Filmarks映画
【一言でいうと】
欲望の迷宮、歌舞伎町。孤独な刑事が一匹狼で駆け抜ける。
【📍ご当地ポイント:新宿区(歌舞伎町)】
90年代初頭、最も危うい活気に満ちていた新宿歌舞伎町のリアルな姿が記録されています。
雑居ビルの屋上、ネオン輝く狭い路地、そしてゴールデン街。
再開発が進む前の、少し泥臭くも圧倒的なエネルギーを持った新宿の空気が漂います。
【ぜひ観てほしい!】
新宿という街が持つ「何でもあり」の混沌とした魅力。
夜の歌舞伎町を歩く際、この映画のハードボイルドな世界観を重ねてみてください。
都会の闇に潜む孤独と、それを突き抜ける情熱を感じられる大人のロケ地巡りになります。
砂の器(1974年)
【一言でいうと】
蒲田操車場から始まる宿命。日本映画史に刻まれた、執念の捜査劇。
【📍ご当地ポイント:大田区(蒲田)】
物語の起点となるのは、早朝の「蒲田操車場(現:蒲田電車区)」。
そこから東北、中国地方へと捜査の網は広がりますが、
東京の「境界線」としての蒲田の風景が、
哀しい運命の始まりを象徴するように描かれています。
【ぜひ観てほしい!】
昭和の蒲田の風景が放つ、抗えない運命の重み。
現在の蒲田駅周辺を歩きながら、かつての操車場に思いを馳せてください。
大都会の片隅で起きた事件が、日本全体の風土や歴史へと繋がっていく壮大なスケール感に圧倒されるはずです。
22年目の告白 -私が殺人犯です-(2017年)
出典: Filmarks映画
【一言でいうと】
東京が劇場と化す。美しき殺人犯が仕掛ける、残酷なエンターテインメント。
【📍ご当地ポイント:都内のテレビ局・会見会場】
SNSやメディアが発達した現代の東京を象徴する、情報パニック。
豪華な会見場やテレビ局のスタジオ、都会の夜景をバックにした虚像の世界。
情報が溢れ、誰もが傍観者になる東京という街の不気味な側面を映し出しています。
【ぜひ観てほしい!】
情報の中心地である東京だからこそ成立する、
逆転につぐ逆転のミステリー。
映画を観た後にニュース番組やSNSを見ると、
その裏側に潜む「真実」への疑念が湧き上がる……
そんな知的な刺激を求める方にぴったりの一本です。
【TOKYOアンダーグラウンド】(格差と欲望の影)
闇金ウシジマくん(2012年〜)
【一言でいうと】
東京の底辺に、希望はあるか。欲望の果てを容赦なく描くリアリティ。
【📍ご当地ポイント:都内の繁華街・多摩の住宅街】
華やかな新宿・渋谷の裏通りから、
多摩地域のどこにでもありそうな郊外の住宅街まで。
借金に追われる人々が住む「生活感のある東京」の裏側が徹底的に描かれます。キラキラした東京とは対極にある、生々しい質感のロケーションが続きます。
【ぜひ観てほしい!】
「お金」を通して見える東京の残酷さと、その中で必死に生きる人間たちの姿。
派手な観光スポットを巡るだけでは決して見えない、
この街の「手触り」を体感したい人におすすめです。
観終わった後、東京の街並みが少しだけ重たく、リアルに見えるはずです。
ヘルタースケルター(2012年)
【一言でいうと】
渋谷の狂騒、美しき破滅。蜷川実花が描く、極彩色の東京地獄。
【📍ご当地ポイント:渋谷区(渋谷交差点・原宿)・六本木】
極彩色で描かれたファッション・カルチャーの聖地・渋谷。
スクランブル交差点や派手な広告、そして六本木のハイエンドな空間。
消費され、捨てられていく「美」の戦場としての東京が、
強烈な色彩美とともに映し出されます。
【ぜひ観てほしい!】
圧倒的なビジュアルで描かれる、欲望の都市・東京。
原宿や渋谷でショッピングを楽しむ際、
その華やかさの裏にある虚無感やエネルギーを感じてみてください。
蜷川実花監督にしか撮れない、毒々しくも美しい東京がここにあります。
東京難民(2014年)
【一言でいうと】
昨日までの日常が、今日崩れる。都会の隙間に落ちた若者の漂流記。
【📍ご当地ポイント:都内のネットカフェ・新宿駅・日雇い現場】
普通の大学生が、ふとしたきっかけで「難民」となる過程。
新宿のネットカフェや、夜の工事現場、そして誰もが素通りする都会の片隅。
私たちが毎日目にしているはずの景色が、
居場所を失った者にはどう見えるかを突きつけます。
【ぜひ観てほしい!】
東京のセーフティネットの危うさと、それでも立ち上がろうとする生命力。
新宿駅の大混雑を歩くとき、この群衆の一人一人に違うドラマがあることを強く意識させられます。
今の東京を語る上で、決して目を逸らしてはいけない側面が描かれています。
凶悪(2013年)
【一言でいうと】
この街には、本物の怪物がいる。実際に起きた事件を追う、極限の執念。
【📍ご当地ポイント:都内近郊の住宅街・多摩川周辺】
実在の殺人事件(上申書殺人事件)をモデルにした本作。
ありふれた住宅街や、静かな河川敷が、凶悪な犯罪の舞台へと変わる恐怖。
東京の「日常」のすぐ隣に潜む、人間の底知れぬ悪意を淡々と、
しかし強烈に描き出しています。
【ぜひ観てほしい!】
山田孝之演じる記者の執念が、
東京の静かな闇を暴いていく過程は圧巻。
何気ない郊外の風景が、
視点一つでこれほどまでに不気味に見えるのかという驚き。
鑑賞後、普段通る道に潜む「何か」を意識してしまうような、
冷たい余韻を残します。
CURE(1997年)
【一言でいうと】
無機質な東京、伝染する狂気。黒沢清が描く、日常の崩壊。
【📍ご当地ポイント:湾岸エリア(晴海・豊洲)・中央区】
90年代後半、再開発が始まる前の殺風景な湾岸エリアや、無機質なビル。
東京の街並みが持つ「冷たさ」や「空虚さ」を最大限に引き出した演出が、
理屈を超えた恐怖を煽ります。
どこまでも広がる空と、逃げ場のない都会の対比が秀逸です。
【ぜひ観てほしい!】
世界中の映画監督が絶賛する、日本発のサイコロジカル・ホラー。
豊洲や晴海の綺麗な景色を眺める際、
かつての無機質な東京の姿を想像してみてください。
日常の裏側にぽっかりと開いた「穴」のような恐怖が、
あなたを待ち受けています。
【東京の原風景と離島】(懐かしさと自然)
ゲゲゲの女房(2010年)
【一言でいうと】
水と緑と妖怪の街。調布・深大寺に流れる、穏やかな夫婦の絆。
【📍ご当地ポイント:調布市(深大寺・布多天神社)】
水木しげる夫妻が暮らした調布の街が舞台。
国宝・釈迦如来像で知られる深大寺や、
その周辺の豊かな湧水、緑あふれる参道。
23区内の喧騒とは無縁の、東京に残された
「武蔵野の原風景」が優しく映し出されています。
【ぜひ観てほしい!】
都心からわずか30分ほどで辿り着ける、癒しのロケ地巡り。
映画を観た後に深大寺そばを啜り、
水木先生が散策した境内を歩いてみてください。
東京が実は「豊かな自然と歴史に守られた街」であることを実感し、
心がすっと軽くなるはずです。
今日も嫌がらせ弁当(2019年)
【一言でいうと】
東京都「八丈島」。島から届く、世界で一番温かい反抗期へのメッセージ。
【📍ご当地ポイント:八丈島(東京都島嶼部)】
羽田空港から飛行機で約55分。
そこには「東京都」とは思えないほどの絶景が広がります。
八丈富士や青い海、島特有のゆっくりとした時間。
本土とは異なる、ダイナミックな自然の中で営まれる
「東京の島暮らし」のリアルが描かれています。
【ぜひ観てほしい!】
反抗期の娘と、お弁当でコミュニケーションを取り続ける母の愛情物語。
これを観たら、次の休みには竹芝桟橋から船に乗って、
あるいは羽田から飛び立ちたくなるはず。
東京の多様性を象徴する「島の美しさ」を、ぜひ映像と旅で体験してください。
一週間フレンズ。(2017年)
【一言でいうと】
多摩の坂道、眩しすぎる季節。何度でも君に恋をする青春の記憶。
【📍ご当地ポイント:多摩市(南多摩・聖蹟桜ヶ丘周辺)】
メインの『耳をすませば』と同じく、多摩地域の美しい地形が主役。
京王線沿線の駅や、夕日が美しく差し込む図書室、
そして坂の上から見下ろす街並み。
郊外ならではの「広々とした空」と、
清潔感あふれる東京の風景が物語を彩ります。
【ぜひ観てほしい!】
一週間で記憶が消えてしまう少女と、彼女を支える少年のピュアな物語。
多摩川の河川敷で風を感じながら、劇中のシーンを思い返してみてください。
東京の郊外が持つ「透明感」と「優しさ」に包まれ、
忘れかけていた純粋な気持ちを思い出させてくれる一作です。
映画 としまえん(2019年)
【一言でいうと】
消えゆく練馬のランドマーク。閉園前の遊園地に刻まれた、最後の輝き。
【📍ご当地ポイント:練馬区(としまえん跡地)】
2020年に惜しまれつつ閉園した「としまえん」で全編ロケを敢行。
世界最古級の回転木馬「エルドラド」や、独特のレトロなアトラクション群。
現在はハリー・ポッターの施設へと変わりましたが、
そこにあった「練馬の誇り」が映像として永久保存されています。
(としまえんは2020年8月31日に閉園し、94年の歴史に幕を下ろしました。)
【ぜひ観てほしい!】
ホラー映画という形を借りて描かれる、遊園地のノスタルジー。
かつて「としまえん」で遊んだ記憶がある人はもちろん、
知らない人も、東京の一つの時代を彩った場所の熱気を感じてみてください。
形を変えていく東京の、切なくも愛おしい記録です。
武蔵野夫人(1951年)
出典:Filmarks映画
【一言でいうと】
かつての武蔵野、禁断の恋。溝口健二監督が切り取った、伝説の風景。
【📍ご当地ポイント:多摩川沿い・国分寺崖線】
戦後間もない頃の、まだ武蔵野の面影が色濃く残る多摩川周辺や、
国分寺・小金井エリアが舞台。開発される前の、
うっそうとした雑木林や、美しい湧き水。
文芸映画の気品とともに、
当時の「東京の端」が持っていた神秘的な美しさが描かれます。
【ぜひ観てほしい!】
現在の整然とした多摩エリアを歩きながら、
映画の中にある「かつての武蔵野」の気配を探してみてください。
大都会・東京のルーツにある、自然豊かな静寂を感じることができ、
今の街並みがより一層深みを増して見えるようになります。
【東京で人気お取り寄せグルメを是非!🍜】
【時代を彩るカルチャー】(街と音楽と恋)
ソラニン(2010年)
【一言でいうと】
多摩川の土手、ギターの音。何者かになりたかった、僕たちの葛藤。
【📍ご当地ポイント:世田谷区・和泉多摩川・小田急線沿線】
小田急線「和泉多摩川駅」周辺の土手がメインロケ地。
どこまでも続く広い空と、川沿いを自転車で走る開放感。
東京の真ん中ではないけれど、自分たちの「居場所」がそこにある……
そんな郊外の心地よさと孤独が同居する風景が印象的です。
【ぜひ観てほしい!】
夢を追うこと、諦めること。二人の若者の葛藤を、
アジカンの名曲と共に描き出します。
映画を観た後に、ギターケースを持って(あるいは音楽を聴きながら)
多摩川の土手に座ってみてください。(笑)
東京の風が、少しだけ優しく背中を押してくれるはずです。
さよならくちびる(2019年)
【一言でいうと】
ライブハウス、夜の国道。音楽を止めるための、最後の東京ツアー。
【📍ご当地ポイント:都内のライブハウス・下北沢・渋谷】
東京のライブカルチャーを支えるライブハウス群が舞台。
ステージの熱気と、楽屋の冷めた空気の対比。
移動の車中から見える、夜の東京の街灯や看板の光が、
青春の終わりを予感させる美しいロードムービーに仕上がっています。
【ぜひ観てほしい!】
小松菜奈と門脇麦、成田凌が織りなす繊細な感情。
下北沢のシェルターや、都会の喧騒の中にある
小さなライブ会場を訪ねてみてください。
華やかなテレビの中ではない、東京の「地下」で鳴り響く
リアルなカルチャーの鼓動を感じることができます。
【主なロケ地】
東京都
府中市:コインランドリーホワイトピア はなかいどう店、関田屋商店
立川市:立川COSMIC HALL、スタジオ、スタジオペンタ立川、
新宿区:信州炉端 串の蔵 新宿東口店
狛江市:和泉多摩川河川敷(ポスター・主題歌アルバムジャケットの写真)
吉祥寺の朝日奈くん(2011年)
【一言でいうと】
「住みたい街」で恋をする。吉祥寺が一番美しく見える、純愛の魔法。
【📍ご当地ポイント:武蔵野市(吉祥寺・井の頭公園)】
誰もが憧れる吉祥寺の街そのものが映画の主役。
井の頭公園の池、ハモニカ横丁の雑多な雰囲気、
そして個性的な古本屋やカフェ。
吉祥寺という街が持つ「文化的な香りと親しみやすさ」が、
全編を通して瑞々しく切り取られています。
【ぜひ観てほしい!】
この映画を観てから吉祥寺を歩くと、
ただのオシャレな街が「特別な思い出が眠る街」に変わります。
井の頭公園のベンチで一休みしながら、
劇中の穏やかな愛の物語を思い出してみてください。
吉祥寺がなぜこれほどまでに人を惹きつけるのか、その理由が分かります。
リボルバー・リリー(2023年)
【一言でいうと】
大正の東京、玉の井の乱。モダンな美しさと火薬の匂いが交差する。
【📍ご当地ポイント:墨田区(玉の井・向島周辺)】
大正末期、最も活気にあふれていた東京のダークサイド。
墨田区周辺の迷路のような街並み「玉の井」を再現したセットは圧巻。
モダンガールのファッションと、
霧深い都会の路地裏。東京が最も「妖艶」だった時代の空気を見事に蘇らせています。
【ぜひ観てほしい!】
綾瀬はるか演じるスナイパーの華麗なアクションとともに、
かつての東京が持っていた「混沌とした美学」を体感できます。
スカイツリーの足元に広がる、歴史ある墨田の街を歩く際、
その地下に眠る大正モダンな記憶に思いを馳せてみてください。
ちょっと思い出しただけ(2022年)
【一言でいうと】
新宿、渋谷、タクシーの車窓。一年に一度、あなたを思い出す夜。
【📍ご当地ポイント:新宿区・渋谷区・高円寺】
夜の新宿のガード下、静まり返った渋谷のストリート、
そして高円寺のライブハウス。
タクシーの運転手とダンサーの過去と現在が交錯する中で、
東京の「夜」が持つ切なさと美しさが、
クリープハイプの音楽と共に胸に迫ります。
【ぜひ観てほしい!】
「何でもないけれど忘れられない日」を描いた名作。
深夜、タクシーに乗って東京の街を走る時、
この映画を思い出さずにはいられません。
大都会の喧騒が消えた後の、
しんと静まり返ったアスファルトの上にこそ、
東京の真実の姿があるのだと教えてくれます。
この夏の星を見る(2025年)
【一言でいうと】
見上げる空はつながっている。コロナ禍、星が繋いだ中学生たちの絆。
【📍ご当地ポイント:武蔵野市・つくば市・長崎県五島列島】
光害に悩む東京・武蔵野の屋上、科学の街・つくばの広い空、そして圧倒的な星が降る長崎・五島。移動が制限された世界で、各地の天文部員たちがオンラインで繋がり、同じ「一瞬」を共有する風景が、ページをめくるたびに眩しく輝きます。
【ぜひ観てほしい!】
たとえ隣にいられなくても、同じ月を、同じ星を見ている。
都会の明るすぎる空でも、必死に手を伸ばして星を探すその姿は、
私たちが忘れかけていた「純粋な祈り」を思い出させてくれます。
物語を読み終えた(観終えた)後、
ベランダに出て夜空を見上げずにはいられない、希望に満ちた物語です。 
【原作はコチラ★】
\お財布に優しく、思い出は最大級に。夢の国がもっと身近に、もっと楽しく!/


























