【完全版】今どきハラスメント15種類まとめ｜意味・特徴・対策をわかりやすく解説

TBSドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」が
ついに本日、2025年12月9日最終回を迎えます。
化石男こと勝男（竹内涼真さん）が
少しずつ人として成長していく姿が面白い
このドラマですが、先週はまさかの
“オニハラ（おにぎりハラスメント）”で
部下から訴えられる展開に…。

勝男はただ距離を縮めたくて
手作りのおにぎりを差し出しただけなのに、
その行為が“無言の圧力”として
職場の秩序を乱したと
受け取られてしまうのだから、
なんとも世知辛い時代です…。
価値観が多様化したとはいえ、
なんだかモヤモヤしますよね。

そんな最終回を前に、今日は
最近増えている“◯◯ハラ”の種類
をまとめて紹介します。
気になる方はぜひ参考にしてください。

体臭・香水・柔軟剤など、強い匂いによって周囲に不快感を与える迷惑行為。
通勤電車や密室の職場では特に問題化しやすく、相手に指摘しづらい点も厄介。本人が無自覚なケースが多いのも特徴です。

【対策】 通気性の良い衣服・清潔な習慣・香水の使いすぎ注意。
企業側は“匂いガイドライン”を設定するのも効果的。

麺をすする音が苦手な人にとって、過度なすすり音はストレスに。
外国人観光客との文化差も指摘され、SNSでも議論が絶えない話題です。

【対策】 混雑した飲食店では音を控えめに。
周囲に配慮しつつ、文化の違いも理解する“お互い様の姿勢”が大切。

体調管理を怠り、マスクなしで咳をまき散らす迷惑行為。
コロナ禍以降、咳へのストレス感度が上がり、職場トラブルの原因にも。

【対策】 体調不良時はマスク着用・出勤控えめ。
周囲が注意しやすい空気作りも重要。

鼻息が異常に大きく、周囲が集中できない状態に。
無自覚で起きることが多く、本人も気づきにくい“静かなストレス”系ハラスメント。

【対策】 鼻づまりの改善・姿勢の見直し。
職場では席替えで距離を取る工夫も効果的。

無視・仲間外れ・軽視する態度など、陰湿な行動で相手を精神的に追い込むもの。
大人のいじめとして深刻な心理的負担を与えます。

【対策】 言動の記録・相談窓口の利用。
組織側は“孤立を生まない環境”づくりが必須。

過去の失敗をことあるごとに持ち出し責め続ける行為。
ミスを恐れて挑戦できなくなり、組織全体の成長を阻害します。

【対策】 過去ではなく“改善と未来”に目を向ける文化づくり。
被害側は記録を残して相談を。

「楽しめ！やりがいを持て！」など、価値観の押し付けによる迷惑行為。
職場イベントや学校行事で起こりやすいのが特徴。

【対策】 任意参加の明確化。個人の性格や事情を尊重する姿勢が重要。

一方的な告白・過度な好意の押し付け、断られた後の執拗なアプローチなどが含まれる行為。
受け手には恐怖や不快感を与えます。

【対策】 明確な拒否の意思表示。
勤務先では個人的トラブルを避けるルール作りも有効。

時短勤務者に対し「早く帰れていいよね」などと嫌味やプレッシャーをかける行為。
働き方改革の時代に問題視されている。

【対策】 業務分担の明確化・評価基準の統一。
組織の理解と周囲の配慮が不可欠。

セクハラを相談した被害者が、周囲から“気にしすぎ”などと逆に批判される二次被害。
心理的ダメージが非常に大きい深刻な問題。

【対策】 専門窓口へ相談。
組織側は守秘義務と適切な対応フローを確立することが必要。

水や飲み物を飲むときの“ごくごく音”が大きく、気になって集中できなくなるケース。
静かな環境ほどストレスが増しやすい。

【対策】 会議中は音を控える・席を離れるなどの配慮。
気になる側はイヤホンなどの工夫も。

暴言・無視・コントロールなど、精神的に追い詰める行為の総称。
家庭・恋人間・職場などあらゆる場で起きやすいのが特徴。

【対策】 言動を記録し、信頼できる第三者・相談窓口へ相談。
早期対応が何より重要。

“客の立場”を悪用し、店員へ暴言・無理な要求・謝罪の強要などを行う迷惑行為。
接客業では最も深刻な社会問題に。

【対策】 企業は“対応基準”を設定し、従業員を守る仕組み作りを。
個人は録音など証拠確保も有効。

立場や権力を利用して過剰なプレッシャー・暴言・威圧を与える行為。
職場ハラスメントの代表格で、離職の原因にもつながります。

【対策】 証拠の保存・相談窓口の利用。
企業側は管理職研修や明確な罰則規定が必須。

大学・研究機関で、指導者が立場を悪用し学生に不当な圧力をかける行為。
研究停止や進路阻害など、深刻な影響を及ぼします。

【対策】 大学の相談窓口・指導教授以外の教員へ相談。
日付入りで記録を残すことが重要。

今回紹介した15種類の“〇〇ハラ”は、
どれも私たちの日常に潜んでいて、
気づかないうちに加害者にも
被害者にもなり得るものばかりです。

昔は許容されていた行動が、
今ではストレスや不快感につながるケースもあり、
価値観の多様化が進む現代だからこそ、
相手への配慮がより求められています。

とはいえ、なんでもかんでも
ハラスメント扱いすれば良いわけではなく、
お互いにコミュニケーションを取りながら
“何が嫌で、どこまでが許容範囲なのか”を
理解し合う姿勢も大切です。

この記事が、自分の言動を
見つめ直すきっかけや、
職場・家庭での人間関係を
より良くするヒントになれば幸いです。