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はじめに

毎年12月12日――。

京都・清水寺に筆が走り、一年を象徴する“たった一文字”が空気を震わせる。

それが、日本中が密かに注目する恒例行事 「今年の漢字」。

災害、スポーツの感動、世の中の変化、そして私たちの心の動き。

そのすべてを、一字に“ギュッ”と閉じ込めた年表を作ってみました。

「あぁ、この年はこんな出来事があったな…」

「意外!なんでこの漢字が選ばれたの?」

そんな発見と懐かしさがよみがえる、

時代を振り返る“漢字タイムトラベル”へご案内します。


今年の漢字とは?

・その年の日本の世相を表す漢字一字を、日本漢字能力検定協会が全国から公募して決めるイベント。

・1995年から毎年開催され、原則 12月12日(漢字の日)に発表される。

・発表の舞台は京都の清水寺。貫主が巨大な和紙に漢字を力強く揮毫することで話題になる。

・選ばれた漢字はその年の出来事・流行・社会の空気を象徴し、ニュースやSNSでも大きく取り上げられる。

・「流行語大賞」などと並び、日本の一年を振り返る指標として広く親しまれている。

✏️「今年の漢字」一覧表

2025年 【熊】

今年の漢字「熊」
読み方くま
ユウ
票数/総数23,346/189,122票
2位・3位2位/「米」(23,166票) 3位/「高」(18,300票)
選考理由「熊」の漢字は30年間で初の選出‼

全国各地で「熊」の被害が相次ぎ、
市街地にまで出没するなど、
生活や経済活動にも深刻な影響を及ぼし、
人と自然との共存について考えるきっかけになったことにより。

また和歌山のアドベンチャーワールドから”熊猫”(パンダ)
4頭が中国へ返還されたことが話題になったため。

2024年 【金】

今年の漢字【金】
読み方キン
コン
かね
かな
こがね
票数/総数12148/221971
2位・3位2位/【災】 3位/【翔】
選考理由お金をめぐるさまざまな話題が今年も注目を集めた。
政治家による裏金問題や金目当ての闇バイト、
103万円の壁、物価高騰といった社会不安に加え、
新紙幣の発行や佐渡金山の世界遺産登録など
“お金”に関連するニュースが続いた。

一方で、パリ五輪・パラ五輪で日本選手団が金メダルを獲得し、
大谷翔平選手がメジャーリーグで価値ある大記録を達成するなど、
明るい“金”の話題でも日本中が盛り上がった。
こうした背景から、今年の漢字に「金」が選ばれたのは、
2021年以来3年ぶりで、通算5回目となった。

2023年 【税】

今年の漢字【税】
読み方ゼイ
セイ
みつぎ
ちから
票数/総数5976/147878
2位・3位2位/【暑】 3位/【戦】
選考理由今年は税金に関する話題がとても多く、
1年を通して増税をめぐる議論が盛んに行われた。

所得税・住民税の定額減税、インボイス制度、
ふるさと納税といった幅広い税関連のニュースが相次ぎ、
社会の関心が大きく集まった。
その結果、今年の漢字には「税」が選ばれ、
これは2014年以来9年ぶり2回目の選出となった。

2022年 【戦】

今年の漢字【戦】
読み方セン
いくさ
たたか-う
票数/総数10804/223768
2位・3位2位/【安】 3位/【楽】
選考理由

今年は、ロシアのウクライナ侵攻で
“戦争”の恐ろしさを強く感じた一年だった。
物価高や円安など、生活を守るための“戦い”も続いた。

一方で、北京五輪やW杯、そして大谷翔平選手の活躍など、
スポーツの熱い“戦い”も話題に。
こうした出来事から、今年の漢字には「戦」が選ばれ、
2001年以来21年ぶり2回目となった。

2021年 【金】

今年の漢字【金】
読み方キン
コン
かね
かな
こがね
票数/総数10422/223733
2位・3位2位/【輪】 3位/【楽】
選考理由今年は「金」をめぐる話題が数多く注目を集めた。
東京オリンピック・パラリンピックでは日本選手が
金メダルを次々と獲得し、大谷翔平・藤井聡太・松山英樹といった
スター選手も大きな“金字塔”を打ち立てた。

さらに、新型コロナによる支援金、
新しい500円硬貨や新紙幣の印刷開始、
育児世帯への給付金の議論、
眞子内親王の結婚に伴う一時金辞退、
政治とカネの問題など、
“金”に関わるニュースが続いたことから、
今年の漢字には「金」が選ばれた。
これは2016年以来5年ぶり、4回目の選出となった。

2020年 【密】

今年の漢字【密】
読み方ミツ
ビツ
ひそ-かに
こま-かい
票数/総数28401/208025
2位・3位2位/【禍】 3位/【病】
選考理由今年は新型コロナの流行により、
「密」を避ける生活が強く求められた一年だった。
3密を避ける新しい生活様式が広がる一方で、
家族や身近な人とのつながりがより「密接」になり、
人との関係の大切さを改めて感じる機会にもなった。

また、日本学術会議の任命拒否問題や著名人の薬物事件など、
「秘密裏」に行われたとされる出来事が注目され、
「密」という字が象徴的な一年となった。

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