映画「YOUNG&FINE」感想|届きそうで届かない、あの頃の「性春」と潮風の匂い

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🎬 YOUNG&FINE

あらすじ
海沿いの町に暮らす高校生・灰野勝彦は同級生の玲子と付き合っているが、なかなか一線を越えさせてもらえない。そんなある時、どこかがさつな雰囲気の女性高校教師・伊沢学が、灰野の家に下宿することになり、灰野と伊沢はひとつ屋根の下で暮らすことになる。伊沢と仲良くなっていく灰野と、そんな2人の様子に嫉妬する玲子。3人は次第に奇妙な三角関係となっていくが……。(映画.comより)
予告
基本情報
・公開年 2025年
・ジャンル 青春・ドラマ
・上映時間 98分
・監督 小南敏也
・キャスト
灰野勝彦役 新原泰佑
伊沢学役 向里祐香
新井玲子役 新帆ゆき
高橋健介
佐倉萌
山崎竜太郎
宮川翼
吉田タケシ
仲野温
北村優衣
宇野祥平

公開記念舞台挨拶
主題歌 downt 「AWAKE」
感想
\台詞等一部ネタバレあり/

今日はU-NEXTであなたにおすすめに出てきた映画を1本観ました。
「少し昔、どこかの田舎町のお話」 原稿用紙に打ち込まれる
そんな一文から始まる映画『YOUNG&FINE』。
本作は、『ビリーバーズ』や『BLUE』などで知られる
漫画家・山本直樹の青春漫画を実写化した作品です。

でも観終えたあとに残るのは、心地よい潮風の香りと、
どうしようもなく不器用だったあの頃の自分を
抱きしめたくなるような、深いやさしさでした。

「あと一歩」が遠い、男子高校生のリアルな悶々
出典: 映画.com
主人公の灰野勝彦は、ラグビー部に所属する
どこにでもいる男子高校生。
同級生の玲子という彼女がいながら、
肝心なところで「最後の一線」を越えさせてもらえません。
裸で抱き合って、いい雰囲気になっても、土壇場で拒否されるw。
布団の中で悶々とする勝彦の姿は、滑稽でありながらも、
世の男性なら誰もが「わかる……」と膝を打つような
リアリティがあります。(笑)
この「寸止め」状態を、悲劇ではなく
コメディチックに描いているのが本作の絶妙なバランスです。
そんな勝彦の日常に、さらなる「悶々」が舞い込んできます。
なんと、自宅の離れに年上の女教師・伊沢学(まなぶ)が
下宿人としてやってくるのです。

破天荒な女教師・学(まなぶ)というスパイス
出典:映画.com
向里祐香さん演じる伊沢先生は、一見地味な生物教師ですが、
中身はかなりの「クセツヨ」ですww。
家では蛇(スネオ)を飼い、重度のアルコール依存気味💦
学校でも酒を飲み、酔ったまま授業をし、平気で遅刻もする。
今のコンプライアンス的に言えば完全にアウトな「ダメ大人」ですが、
そのだらしなさが、たまらなくエロティックで魅力的でもあります。
生徒と教師がひとつ屋根の下で一緒に酒を飲み…外では外食もする。
そんな、危うくてどこか懐かしい「あの頃(平成初期)のノリ」が、
物語に不思議な温度感を与えています。

ちょこちょこ台詞や時代背景に「うん??」「そんなバカな!」ってなって
視聴途中で原作を調べてみたら、平成4年に発売された漫画が…。
で、ちょっと昔のお話なんだな?って理解してからはすんなりこの世界観を受け入れることができました。
で、ちょっとネタバレになるけども。。
先生は、勝彦の兄の同級生であり、
どうやら兄に想いを寄せているご様子…。
憧れ?の先生ともいい感じになりそうで、結局は何も起こらない。
彼女との関係も、先生との距離も、常に「未遂」のまま…。
この「何者にもなれない、何も成し遂げられない」もどかしさこそが、
青春そのものなのかなーなんて思った。

田舎町の風景と、小動物が語るメタファー
出典:映画.com
舞台となる海辺の田舎町の風景が、なんかほっこり。

自宅からすぐ海が見える環境が羨ましい。。
で、後。
ゆったりと流れる時間の中で、劇中に登場する小動物🐍は、
まるで「殻を脱ぎ捨てて、自分をさらけ出せ」と囁く
メタファーのようにも感じられた…。
本作は、大きな事件が起きるわけではないけれど、
その「何も起きない98分」を飽きさせずに見せる演出が見事。
特に向里祐香さんの、色気と「色気のなさ」を同居させた絶妙な
演技には目を奪われました。
また、ヒロインの玲子を演じた新帆ゆきさんの
体当たりの演技も素晴らしく、
彼女の嫉妬や執着が物語に生々しい体温を与えていました。

青春は一度きり、光陰矢の如し
物語の後半、勢いが少しダウンする感覚も正直ありましたが、
それすらも「祭りのあとの静けさ」のようで、
人生の無常さを感じさせます。
結局、勝彦の周りにいた女性たちは、
ひょいと現れた別の男たちに
さらりと関係をもってしまいます。
「なんか縁とはそういうもんだ」という
冷徹な事実に、観ていて切なくなった。

しかし、ラストで明らかになる原稿用紙の意味、
そしてアルコール依存から立ち直ろうとする先生の涙。
勝彦が地方公務員となり、「普通」の人生を歩んでいく予感…。
それらは決して不幸ではなく、むしろ何気ない日常へ?
平和へとして着地します。
「若人よ、時間を無駄にするな!」
そう叫びたくなるほど、青春は短く、光陰は矢の如しです。
でも、たとえ「ことをなす」ことができなくても、
その悶々とした時間自体に価値があったのだと、
この映画は教えてくれているように思います。

まとめ:重すぎない、深いやさしさに包まれて
R15+指定ということで濡れ場もしっかり描かれていますが、
決して卑猥なだけではなく、若さゆえのエネルギーと
不器用さの象徴として映ります。
「1度きりの人生。楽しまなきゃ損!」
そんなメッセージが、説教臭くなく、
潮風に乗って届いてくるような素敵な作品でした。
現役の高校生にも、かつて勝彦みたいな大人たちにも、
ぜひ観てほしい一本です。笑
おわり
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