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はじめに

SNSを見ていると、「実は〇〇は略語だった!」という
驚きの雑学動画が流れてきて、思わず手を止めて
見入ってしまった経験はありませんか?

今回は、TikTokで話題になっていた
「挨拶の本当の意味」や「略語だった言葉」の
数々を実際に調べてみました。

ロマンチックな説の裏に隠された、日本語の本当の
歴史と真相を分かりやすく解説していきます!

【挨拶】の言葉の意味

【意味】:心を開き、心に近づく?

「挨(あい)」には「心を開く」、
「拶(さつ)」には「心に近づく」
という意味が込められている……
という説がSNSで拡散されていますが、
実はこれ、現代になって作られたイメージの良い後付けの俗説です。

本来の「挨拶」は、禅宗の修行である
「一挨一拶(いちあいいっさつ)」という言葉がルーツ。

師匠が弟子に厳しく問答を仕掛け、
心を開かせるための真剣勝負を表す、緊張感のある言葉でした。

よくつかう挨拶の言葉の意味11選

おはよう

【意味】お早くからご苦労様です

歌舞伎の楽屋などで使われていた「お早いお越しで」などが
ルーツという説もありますが、半分は後付けの俗説です。

元々は「おきい(お早い)」という形容詞の丁寧語から
自然発生した挨拶であり、ドラマチックなフルフレーズが
最初からあったわけではありません。

朝の爽やかな労働や始まりをねぎらう、
自然な言葉の変化から生まれたものです。

こんにちは

【意味】今日はお元気ですか こちらは実際の省略です。

「今日は(ご機嫌いかがですか/良い天気ですね)」の下の句が省略され、
日常の挨拶として定着しました。

言葉のキャッチボールを簡略化した、日本らしい変化の形といえます。

日中の出会いの場面で、相手の様子を緩やかに気遣う
ニュアンスを含んだ便利な表現として長く愛され続けています。

こんばんわ

【意味】今晩は良い夜ですね

「こんにちは」と同様に、「今晩は(ごきげんいかがですか)」の
結びの言葉が省略されて残ったものです。

夜の時間の訪れを穏やかに告げる、実用的な省略表現として定着していきました。

一日の終わりに無事を喜び合い、
落ち着いた時間を共有するための大切な日本語の
コミュニケーション手段として今も使われています。

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さようなら

【意味】左様ならば失礼します

接続詞の「左様ならば(それでは・そうであるならば)」という言葉に由来します。

相手の話や状況を受けて「左様ならば、これにて」と
結んでいた文末だけが残り、別れの挨拶になりました。

少し寂しさを伴う響きがありますが、
元々は相手の言葉を肯定してスマートに会話を締めくくるための、
非常に実用的な大人の接続表現がルーツです。

もしもし

【意味】申す申す

電話が普及し始めた初期の頃、交換手が業務で使っていた
「申します、申します」という言葉が縮まったものです。

相手に自分の存在や、話し掛けていることを
伝えるための表現として生まれました。

今では当たり前のように使われている電話の必須フレーズですが、
その裏には初期の通信インフラを支えた人々の
実務的な工夫がしっかりと隠されています。

行ってきます

【意味】行ってきますが必ず帰ってきます

SNSなどでは「必ず帰ってくるという強い意志の略」と
紹介されることがありますが、
これは後付けのドラマチックな解説です。

本来は単に「(そこへ)行って、また戻ってきます」という
移動の意思を伝える言葉です。

日常の何気ないお出かけの際に、
自分の現在地と戻る意思を簡潔に家族や周囲へ伝えるための、
温かみのある生活の知恵から生まれた表現です。

行ってらっしゃい

【意味】無事に行って帰っていらっしゃい

こちらも後付けのこじつけ解説が多く見られます。
「行って(おいで)」と「(そこから)いらっしゃい(お帰り)」が合わさった、
シンプルで温かみのある日常的な送り出しの表現が元祖です。

ドラマチックなフルフレーズがあるわけではありませんが、
送り出す側の優しさと無事を祈る気持ちが自然と凝縮された、
日本らしい素晴らしい挨拶の形です。

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おめでとう

【意味】お芽出度う(おめでたし)

もともとは「めでたし(目出度し)」という形容詞から来ています。

めでたいことがあって「芽が出る」という意味ではなく、
後から「お芽出度う」という漢字(当て字)や、
めでたいことが重なるという意味が結びついた言葉です。

お祝いの席やめでたい出来事に際して、
相手の幸せを心から祝福し、
喜びを分かち合うための日本人定番のポジティブな魔法の言葉です。

お疲れ様

【意味】お手間取らせて疲れ様

「疲れた」という状態をねぎらう言葉ですが、
ネット上では「お付き合い&手間取り様」などの
こじつけ解説が出回ることがあります。

基本的には「疲れ」という労いの言葉が名詞化したものです。

仕事や日々の活動を頑張った相手に対して、
お互いの苦労を認め合い、労うことで連帯感を深める
現代社会のビジネスや日常に欠かせない定番の挨拶です。

 

いただきます

【意味】命をいただく、上からいただく

「いただきます」は、神棚や仏壇に供えられたお膳を
「頂戴する(頭上にいただく)」という
宮中や身分の高い人の作法に由来します。

さらに仏教の「命をいただく」という思想や、
食材に関わるすべての生産者への敬意が現代に引き継がれています。

日々の食卓で私たちが口にする食事の背景にある、
多くの尊い命と人々の労力に感謝を捧げる美しい習慣です。

ごちそう様

【意味】走り回って馳走してくれた

「馳走(ちそう)」とは、客人のために馬を走らせて食材を集め、
走り回って準備をもてなしたことに由来します。

その苦労や準備に対する感謝を込めて
「御馳走様(ごちそうさま)」という丁寧なねぎらいの言葉になりました。

現代でも食事が終わった後に、作ってくれた人や食材への感謝を伝える、
日本人の温かい心が込められた大切な食後の挨拶です。

 

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まとめ

以上となります。こうやって調べて見ると、
TikTokなどのSNSで見かける「実は略語だった」という雑学は、
ロマンチックで面白い反面、後付けの俗説も多く混ざっているようです。

しかし、言葉の背景を深く調べていくと、
当時の文化や人々の暮らし、歴史の名残がしっかりと見えてきますね。

次にSNSで驚きの由来を見かけたときは、
ぜひ一歩引いて本当の歴史を調べてみると、
より一層日本語の奥深さを楽しめますよ!笑

けんいち
けんいち
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