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今日の鑑賞作品はこちら🍿
🎬 市子
あらすじ
川辺市子(杉咲 花)は、
3年間一緒に暮らしてきた恋人の
長谷川義則(若葉竜也)から
プロポーズを受けた翌日に、
忽然と姿を消す。
途方に暮れる長谷川の元に
訪れたのは、市子を探している
という刑事・後藤(宇野祥平)。
後藤は、長谷川の目の前に
市子の写真を差し出し
「この女性は誰なのでしょうか。」
と尋ねる。
市子の行方を追って、
昔の友人や幼馴染、
高校時代の同級生…と、
これまで彼女と関わりがあった
人々から証言を得ていく長谷川は、
かつての市子が違う名前を
名乗っていたことを知る。
そんな中、長谷川は市子が
置いていったカバンの底から
一枚の写真を発見し、
その裏に書かれた住所を訪ねることに。
捜索を続けるうちに長谷川は、
彼女が生きてきた壮絶な過去と
真実を知ることになる。
(Filmarksより)
予告
キャスト
映画『市子』完成披露舞台挨拶
映画『市子』公開記念舞台挨拶
映画『市子』第36回東京国際映画祭
映画『市子』第36回東京国際映画祭レッドカーペット
⚠ネタバレを含むため、未鑑賞の方はご注意ください。⚠
感想
はじめに
去年はじめてこの作品を観た時…
事前情報をまったく入れないで
みたこともあって
「被害者」であり「加害者」である
「市子」という女性の
過酷で壮絶な生い立ちに言葉を失い
こころに「ズドーン」と
何かがのしかかり…
数日間複雑な感情を引きずりました。
( ˘•ω•˘ ).。oஇ

去年の12月からブログを書きだして…
感情を揺さぶり、考えさせられた
この映画『市子』のこと。
どうしても
書き残しておきたくて、
今PCの前に座っています。。
①杉咲花さん 涙💧の演技…圧巻✨
②市子の壮絶な生い立ち
③プロポーズの涙の意味と意味なな台詞
杉咲花さん 涙💧の演技…圧巻✨
いや~杉咲花さん。
あんな小さい身体で
重い、悲劇なヒロインの
内面の迷いや葛藤を
体当たりでよく演じ切ったよ。

うちな。
「味噌汁が好き。」
「ケーキ好き。」
「花火が好き。」
「祭りのヤキソバが好き。」
その感情に嘘はなくて…
彼女の
ポロポロ泣くうれし涙とか、
ワンワン泣きわめいて
心が壊れてしまうシーンとか
鑑賞後振り返って観ると
どの彼女の演技も
深い闇が滲みでてて
凄すぎて言葉にならない。
˚‧º·(˚ ˃̣̣̥⌓˂̣̣̥ )‧º·˚
彼女、、ここのところ
活躍が目まぐるしい。
決して、賞が全てではないけど、、
結果が取れて本当に良かった。
おめでとう✨
「市子」で優秀主演女優賞を受賞された杉咲花さんです。おめでとうございます!#日本アカデミー賞 #第47回日本アカデミー賞 @movie_ichiko pic.twitter.com/CwJC4ZVn1A
— 日本アカデミー賞協会 (@japanacademy) March 8, 2024
市子の壮絶な生い立ち
はじまりは…
そもそもそんなことって実際あるの?
って思った彼女が
「無戸籍児」という現実…
親族が申請する当たり前のこと。
なんだかんだ漏れることがあっても
色んな方法でなんとかなると
勝手に思っていたから、普通に驚いた!
そして…妹の月子は筋ジストロフィーを患い
姉の市子が介護を強いれらるという
「ヤングケアラー」といった
社会的なテーマも描かれている。
母に頼まれての犯行…
もう介護生活の限界…
市子が月子の呼吸器を外して殺してしまうシーン

ただ漠然と食べ終わった
アイスの棒を加えた彼女の
少し安堵な表情が
観てて苦しかった。
中村ゆりさん
【無責任さ】と【母性】の
はざまで揺れる難しい演技
見事だった!

無戸籍の彼女は
「月子」となりすまし、社会へ。
そして、歳を重ね
本来の名前である
「市子」として人生を
スタートさせます。
で、映画は
市子に、プロポーズをした長谷川を始め、
関わった人々の証言を通じて
彼女の人生を浮かび上がらせていきます!
▼▼主な登場人物はこちら▼▼
①幸田梢・・・小学校の同級生
②田中宗介・・・中学校の同級生
③吉田キキ・・・新聞配達のバイトで知り合った子
④北秀和・・・・中学校の同級生
⑤北見冬子・・・ネットで知り合った子

彼女が生きていく為に取った決断…
自分で好きで選んだ
わけではなにのに、
生れた環境で
彼女の人生は一転。
転んでいくばかり。。

彼女には
不幸が次々に
降りかかる…
表情ほんとに泣ける。
冒頭のプロポーズの涙の意味
物語の冒頭
大人になった市子が
3年一緒に暮らした長谷川から
プロポーズを受け涙…

当初、事前情報を知らないで観てたから
単純に、過去に何かがあったにせよ、
一人の女性として掴んだ幸せ
これは「嬉しい涙💧」
って思って観ていたんだけど、、
物語を観終わると
「!!!」
ビクゥッΣ(゚ω゚ノ)ノ
そういうことか…絶望⚡
ってなって辛かった。
ナンダッテー!=͟͟͞͞(꒪ᗜ꒪ ‧̣̥̇)
観る人の心を締め付ける気がする。
相手のこと何も知らなかった
若葉竜也さんの絶望した表情うまい

そんなある日、
市子はあるニュースを
目にし、失踪します。
そして長谷川は、
失踪した彼女を
見つけようと
探し始めます。
・果たして、失踪した理由は?
・長谷川は市子と再会できるのか?
展開に注目です!

気になる台詞①「夢もったらあかんわ」
市子がすこしずつ、大人になり
めっちゃ明るい吉田キキという
友人が出来ます。
夢を語らい、吉田から
「一緒にケーキ屋をやろう」
という会話に市子は
「ありがとう」といいつつも
「考えとくな…」と
言葉を詰まらせ涙します。
戸籍がない=”社会から疎外”
吉田さんとは”住む世界が違う”
夢を持つことすら許されない人生というか
彼女の人生へ対する[諦め]と[絶望]
が痛いほど伝わって辛かった。

気になる台詞②「みんなが上みてる時なんか安心すんねん」
高校生の夏。
同級生の北秀和との会話で
花火を好きな理由として、
彼女はこの言葉を言います。
これって、、どういう意味??
って思ったけど…
たぶん、
みんなの視線や注目が
花火に向かって
自分の過去の事、
いつかバレるかもしれない
秘密の恐怖から逃げられる?
遠ざけられる?安心感?
ってことなのかな?

気になる台詞③「最高や!」「全部流れてしまえ!」
夏の夕立に降られ
自らずぶ濡れになる市子。
これも、、
自分の過去を
流せるものなら
消し去りたい
ってことなんだろうな…
どことなく
洋画『ショーシャンクの空に』
を思い出す。。
さいごに
罪に、嘘を、
嘘に、罪をと
誤魔化し、加担し、
重ね、重ねて…
人生めゃちくちゃ…
ほんと悪魔や。
ラスト…
また暑い太陽が
照り付ける中、、
市子が
家族の想い出の曲
童謡の「にじ」の
鼻歌を歌いながら
呆然と、ただまっすぐに
ひたすらに…
歩いていきます。
夏のジメッとした閉塞感
背負った十字架
逃れられない運命
🎵「きっと明日はいい天気」
童謡 「にじ」より
晴れることはない曇り…
大荒れの嵐だろうよ。
自分の一番好きな童謡が
こんな形で使われるとは…
彼女の気持ちとリンクして
聴くと辛い
Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン
いい天気…。
というか
どかかで
彼女の未来に
いい転機(てんき)が
起こればいいな。
あぁ~
やっぱり重すぎる…
物語とわかっていても…
辛すぎるよ…市子。
ガクッ_| ̄|○lll
う~ん。
同情はする。
でも罪は許せない。
なんだか矛盾してる感情…
il|li╭( ๐_๐)╮il|li
たぶんきっと。
いや、絶対!
ヒグラシが鳴く
暑い夏の日。
また彼女のこと
思いだすんだろうな。

おわり
同情でも感動でもない余韻で言葉にならない…。
夜行観覧車の演技を観た時 #杉咲花 さんから衝撃を受けて、今回もあの小さな身体でよく市子を生きたよ👏
プロポーズの涙の意味を知った時は鳥肌が凄かったし、何を見つめ、何を思い、歩いていくのか…
いつか”いいてんき”が訪れたらいいな pic.twitter.com/upKaDzLtE1
— けんいち〜映画好き〜 (@1g01a) March 10, 2024
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