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風の電話(2020年)
【あらすじ】
17歳の高校生ハル(モトーラ世理奈)は、東日本大震災で家族を失い、広島に住む伯母、広子(渡辺真起子)の家に身を寄せている。
心に深い傷を抱えながらも、常に寄り添ってくれる広子のおかげで、日常を過ごすことができたハルだったが、ある日、学校から帰ると広子が部屋で倒れていた。
自分の周りの人が全ていなくなる不安に駆られたハルは、あの日以来、一度も帰っていない故郷の大槌町へ向かう。
広島から岩手までの長い旅の途中、彼女の目にはどんな景色が映っていくのだろうか―。
憔悴して道端に倒れていたところを助けてくれた公平(三浦友和)、今も福島に暮らし被災した時の話を聞かせてくれた今田(西田敏行)。
様々な人と出会い、食事をふるまわれ、抱きしめられ、「生きろ」と励まされるハル。
道中で出会った福島の元原発作業員の森尾(西島秀俊)と共に旅は続いていき…。
そして、ハルは導かれるように、故郷にある<風の電話>へと歩みを進める。
家族と「もう一度、話したい」その想いを胸に―。(Filmarksより)
【予告】
【詳細データ】
Filmarks評価 | 3.6 |
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作品データ | 2020年 139分 |
監督 | |
出演 |
映画『風の電話』は、震災で家族を失った少女ハルの再生の旅を描く感動作。
モトーラ世理奈の繊細な演技と、西島秀俊ら豪華キャストの抑えた表現が光る。
広島から岩手へのロードムービー形式で、出会う人々の優しさと普遍的な悲しみが心に響く。
長回しと自然美が感情を増幅。
深い癒しと希望を与える作品。
会えなくなった人に思いを伝えるための
「風の電話」を題材に描くロードムービー。
東日本大震災で家族を失った主人公が、
さまざまな人と接した後に風の電話を訪れる。
この作品を観賞した後、私は劇場の席を
なかなか立ち上がることができませんでした。
主人公のハルを演じたモトーラ世理奈さんの
ラストの電話のシーンは、セリフを決めず、
全てアドリブ。
西田敏行さん・西島秀俊さん・三浦友和さんと
豪華俳優陣が認める…。
とにかくモトーラさんの存在感が光る、
代表作と言える1本です。
#ハンド全力(2020年)
【あらすじ】
熊本在住の高校生・清田マサオは夢中になれるものもなく、幼馴染の岡本とスマホをいじるだけの無気力 な日々を送っていた。
ある日、震災で離ればなれになってしまった親友タイチと 3 年前に仮設住宅前で一緒にハンドボールをしていた写真をアップすると、その投稿に思わぬ熱いコメントが続々と集まりだす。
それに気をよくし「#ハンド全力」とハッシュタグを付けたところ、全国からさらに“善意”が寄せられ、大きな反響を呼ぶ。
マサオと岡本の二人はSNSを盛り上げるためだけに、廃部寸前の男子ハンドボール部部長・島田と再建に向け奔走するのだがーーー。(Filmarksより)
【予告】
【詳細データ】
Filmarks評価 | 3.3 |
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作品データ | 2020年 108分 |
監督 | |
出演 |
『#ハンド全力』のおすすめポイントは、熊本地震後の復興を背景に、SNSとハンドボールを通じて成長する高校生たちのリアルな青春像。
加藤清史郎ら若手俳優の熱演と松居大悟監督の繊細な演出が光る。
主題歌「OH MY GOD」も感動を加速!
熊本地震をきっかけに
遠ざかっていたハンドボールに
再び向き合う高校生たちの物語です。
SNSは廃部寸前の男子ハンドボール部を
助ける救世主になれるのか?
主演に加藤清史郎を迎え、
醍醐虎汰朗、佐藤緋美、坂東龍汰、
鈴木福、岩本晟夢などの若手俳優陣が登場し、
ハンドボール選手の宮崎大輔も出演しています。
この作品はある意味若者への
SNSの恐ろしさを伝えると共に、
頑張ることの大切さを教えてくれる作品です。
部長の島田役を演じた佐藤緋美(さとうひみ)さんは、
浅野忠信さんとCHARAさんのお子さんになります。
この作品で彼の存在を初めて知りましたが、
すでに独特なオーラがあり、存在感抜群です。
普段のモデル業とは別人のようです。
今後さらに注目していきたい俳優さんです。
マリと子犬の物語(2007年)
【あらすじ】
新潟県中越地震発生時の実話を基に、被災地に取り残されながらも、産んだばかりの子犬たちを必死で守り抜こうとする母犬の奮闘を描いた感動作。新潟県山古志村で暮らす石川家に、新しい家族がやって来る。
小学生の亮太と妹の彩が子犬を拾ってきたのだ。
“マリ”と名付けられたその子犬はすくすくと成長し、やがて3匹の子を産む。
しかし、新しい命の誕生に喜んだのもつかの間、村をマグニチュード6.8の大地震が襲い……。(映画.comより)
【予告】
【詳細データ】
Filmarks評価 | 3.7 |
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作品データ | 2007年 124分 |
監督 | |
出演 |
母犬マリの健気な子育てと家族との絆が心を打ち、涙なしには見られない。
柴犬の演技が素晴らしく、子役や宇津井健の名演も光る。
災害時のペット問題を考えるきっかけにもなり、家族で観たい感動作!
ある日、主人公の少女、彩が原っぱで捨て犬を拾い、
子犬はマリと名付けられ、
家族の愛情を受けながらすくすくと成長します。
しかし、喜びもつかの間。
想像を絶する悲劇が襲い、
家族とマリは離れ離れになってしまいます。
果たして犬のマリと家族は、再び一つになれるのか…。
とにかく、マリ(犬)を演じた
イチの喜怒哀楽の表情がとてつもなくすごいです。
動物を扱う作品はいくつかありますが
この演技?は個人的に神がかっているように思います。
そして、子役の佐々木麻緒さん
広田亮平さんの演技も光っています。
佐々木さんは、実写版の火垂るの墓での
節子の演技が今も忘れられず、、
引退されたのが残念でなりません。
また広田さんは、現在24歳となり
ドラマや映画に出演しています。
実写版「魔女の宅急便」を見た時、
トンボ役を演じてましたが、
大きくなったな〜と
ちょっと感情深かったです。
youtubeもされてるみたいで、
歌もうまかったの知りませんでした!
浅田家!(2020年)
【あらすじ】
幼いころ、写真好きの父からカメラを譲ってもらった政志(二宮和也)は、昔から写真を撮るのが大好きだった。
そんな彼が、家族全員を巻き込んで、消防士、レーサー、ヒーロー、大食い選手権……。
それぞれが“なりたかった職業”“やってみたかったこと”をテーマにコスプレし、その姿を撮影したユニークすぎる《家族写真》が、なんと写真界の芥川賞・木村伊兵衛写真賞を受賞!
受賞をきっかけに日本中の家族から撮影依頼を受け、写真家としてようやく軌道に乗り始めたとき、東日本大震災が起こる――。
かつて撮影した家族の安否を確かめるために向かった被災地で、政志が目にしたのは、家族や家を失った人々の姿だった。
「家族ってなんだろう?」 「写真家の自分にできることは何だろう?」 シャッターを切ることができず、自問自答をくり返す政志だったが、ある時、津波で泥だらけになった写真を一枚一枚洗って、家族の元に返すボランティア活動に励む人々と出会う。
彼らと共に《写真洗浄》を続け、そこで写真を見つけ嬉しそうに帰っていく人々の笑顔に触れることで、次第に《写真の持つチカラ》を信じられるようになる。
そんな時、一人の少女が現れる。
「私も家族写真を撮って欲しい!」 それは、津波で父親を失った少女の願いだった――。(Filmarksより)
【予告】
【詳細データ】
Filmarks評価 | 4.0 |
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作品データ | 2020年 127分 |
監督 | |
出演 |
『浅田家!』は、写真家・浅田政志のユニークな家族写真を題材にした感動の実話ドラマ。
家族の絆と写真の力を描き、笑いと涙が絶妙に交錯。二宮和也の自然体な演技、妻夫木聡や黒木華ら豪華キャストが光る。
中野量太監督の温かな演出と、東日本大震災でのエピソードが心に響く。
家族の大切さを再確認できる127分の名作。
観始めた時、最初はコメディ?なのかなと思いました。
前半は笑えるシーンが多く面白い印象でした。
しかし、物語が進むにつれて、
主人公・浅田政志(二宮和也)が写真家として活動を始め、
たくさんの人と出会う中で
「一生にあと一枚しか、写真を撮れないとしたら?」
という場面に出くわします。
そこで“一風変わったコスプレ家族写真”を軸に、
思い出の写真を撮り始め、
そこで東日本大震災が起こります。
もう後半は、涙涙で言葉になりませんでした。
二宮さんの演技はもちろんなんですが、
菅田将暉は完全に俳優オーラを決して
一般青年に染まっているし、
「風の電話」にも出演している
渡辺真起子さんの味のある演技も好きです。
ぜひハンカチをご用意してご覧ください。
きっと、写真っていいな!と思えると思います。
Fukushima50(2019年)
【あらすじ】
本作は、2011年3月11日午後2時46分に発生し、マグニチュード9.0、最大震度7という、日本の観測史上最大の地震となった東日本大震災時の福島第一原発事故を描く物語。
想像を超える被害をもたらした原発事故の現場:福島第一原子力発電所に残った地元福島出身の名もなき作業員たちは、世界のメディアから “Fukushima 50”(フクシマ フィフティ)と呼ばれました。
世界中が注目した現場では何が起きていたのか?何が真実なのか?
浮き彫りになる人間の強さと弱さ。
東日本壊滅の危機が迫る中、死を覚悟して発電所内に残った職員たちの知られざる“真実”が、今、遂に明らかになります。
(Filmarksより)
【予告】
【詳細データ】
Filmarks評価 | 3.8 |
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作品データ | 2019年 122分 |
監督 | |
出演 |
映画『Fukushima50』は、2011年の福島第一原発事故を題材に、現場の作業員たちの決死の闘いを描く感動のヒューマンドラマ。
佐藤浩市や渡辺謙ら豪華キャストの迫真の演技、緊迫感あふれる演出が魅力。
実話に基づく人間の勇気と絆をリアルに描写し、観る者に深い感動を与える。
歴史的出来事を学びつつ、人の強さに心打たれる作品。
誰もが連日のニュースで目撃した
「福島第一原発」あの日から
連日沢山の混乱があった中で、
報道だけではしれなかった
危機的状況を豪華キャスト・スタッフ、
日本映画最大級のスケールで贈る
超大作となっています。
原発内に残り、事故の収拾にあたった
地元福島出身の作業員たちは
海外メディアからFukushima 50(フクシマフィフティ)と呼ばれ、
あの中で本当は何が起きていたのか?
少し知ることができます。映画は所詮作り物。
と言われてしまえば、それまでかもしれませんが、
たくさんの意見がある中で
形として後世に残る作品が出来て
私は良かったと思っています。!
弥生、三月-君を愛した30年-(2020年)
【あらすじ】
高校時代に親友(杉咲花)を病気で亡くした弥生(波瑠)と太郎(成田凌)。
その後、お互いの想いを秘めたまま別々の人生を歩んで行く弥生と太郎。子供の頃に描いた夢に挑み、結婚相手を見付け子供が産まれ…。
しかし人生は順風満帆では無く、離婚を経験し、災害に巻き込まれ、配偶者を無くし、子供の頃に抱いていた夢は断たれてしまう。
そんな人生の起伏にいつも傍に居てくれて手を差し伸べてくれたのは“あなた”だった。
激動の30年。 「3月の31日間」だけを切り取った誰も観たことのないラブストーリー。
物語のラスト(3月31日)、人生の意味に涙する-。(Filmarksより)
【予告】
【詳細データ】
Filmarks評価 | 3.2 |
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作品データ | 2020年 109分 |
監督 | |
出演 |
『弥生、三月-君を愛した30年-』のおすすめポイントは、波瑠と成田凌の繊細な演技が織りなす30年にわたる切ないラブストーリー。
時代を背景に、すれ違いながらも変わらない愛が心を揺さぶる。美しい映像と感動的な音楽が物語を彩り、人生や愛について考えさせられる作品。
涙なしには観られない!
二人の30年を3月だけで紡ぐ、
激動のラブストーリーとなっています。
こういう脚本って斬新ですよね。
洋画だと…
「ワン・デイ 23年のラブストーリー」
に近いのかな?
ギリ昭和に生まれた自分でもどこか懐かしく、
2人が昭和、平成、令和と時代を跨ぎ、
運命に翻弄されながら、
悩み歩き続ける姿にグッときます。
主題歌は波瑠さんと成田凌さんが歌う
坂本九さんの「見上げてごらん夜の星を」と
なっていますが、
震災の時テレビCMでも
流れていた曲ってこともあり、
あの頃。を思い出します。
コロナウイルスによる緊急事態宣言が
なければ劇場で聞きたかったです。
「ワン・デイ 23年のラブストーリー予告」
【あらすじ】
真面目でしっかり者のエマと、自由奔放で恋多き男デクスター。
はじめて会話を交わした時から魅かれあうものを感じながら、恋人ではなく友達の関係を選んだ2人。
エマは心の奥にデクスターへの想いを秘めて、親友として毎年“7月15日”を過ごしていく。
それぞれの人生を歩み、すれ違いを繰り返しながらもデクスターを想い続けるエマ。
そんなある年の“7月15日”、エマはデクスターから違う相手との結婚を告げられる。
そしてさらに積み重なる“7月15日”。運命の日が2人に近づいていた・・・。
(Filmarksより)
【詳細データ】
Filmarks評価 | 3.6 |
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作品データ | 2011年 107分 |
監督 | |
出演 |
糸(2020年)

【あらすじ】
めぐり逢う、ふたつの物語。
13歳、初恋。二人は遠く引き離された。
21歳、再会。過ぎた時間は取り戻せなかった。
31歳、現在。もし、もう一度だけ、あなたとめぐり逢えたなら…。
人は奇跡のような確率で、誰かと出逢っているー 平成元年に生まれた漣と葵。
すれ違い、遠く離れ、それぞれの人生を歩んできた二人が、平成の終わりに再会を果たす…。
これは、運命に引き離された男女が再びめぐり逢うまでを、 平成という時代の変遷とともに描く、壮大な愛の物語。
平成元年生まれの高橋漣と園田葵。
北海道で育った二人は13歳の時に出会い、初めての恋をする。そんなある日、葵が突然姿を消した。
養父からの虐待に耐えかねて、町から逃げ出したのだった。
真相を知った漣は、必死の思いで葵を探し出し、駆け落ちを決行する。
しかし幼い二人の逃避行は行く当てもなく、すぐに警察に保護されてしまう。
その直後、葵は、母親に連れられて北海道を去ることになった。
そのことを知らなかった漣は見送ることすらできないまま、二人は遠く引き離された…。
それから8年後。
地元のチーズ工房で働いていた漣は、友人の結婚式に訪れた東京で、葵との再会を果たす。
北海道で生きていくことを決意した漣と、世界中を飛び回って自分を試したい葵。
もうすでに二人は、それぞれ別の人生を歩み始めていたのだった。
そして10年後、平成最後の年となる2019年。
運命は、もう一度だけ、二人をめぐり逢わせようとしていた…。
(Filmarksより)
【予告】
【詳細データ】
Filmarks評価 | 3.7 |
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作品データ | 2020年 130分 |
監督 | |
出演 |
映画『糸』のおすすめポイントは、中島みゆきの名曲「糸」を基にした感動的なラブストーリー。
菅田将暉と小松菜奈のリアルな演技が心を打ち、平成の歴史を背景に18年間の愛の軌跡を描く。
豪華キャストと美しいロケ地(北海道・沖縄・シンガポール)が織りなす人間ドラマは、涙なしには観られない。
伏線回収と榮倉奈々の感動的なシーンも見どころ!
というだけで名作の予感がしますが、
「弥生、三月-君を愛した30年-」同様
2人の歩みを平成史とともに丁寧に描かれています。
菅田将暉×小松菜奈がW主演に
そして榮倉奈々・斎藤工ほか豪華共演陣集結しています。
もう「糸」「ファイト」など
曲がベストなタイミングに流れてくるので、
それだけで映画館でグッときて、
余韻に浸りながら帰宅したことを覚えています。
この中で、病気と闘う榮倉奈々さんは
役作りのための7〜8キロ
減量したのも驚きですが、
あまりカット数が多いわけではありませんが
震災から7年が過ぎても
津波のトラウマに悩まされている
利子(二階堂ふみ)の演技が今も忘れられません。
ぜひ物語全体に合わせて、
そこにも注目してほしいです。
以上7作品。
いかがだったでしょうか?
少しでもこの記事を見て、
作品に興味を持ってくれたら嬉しいです。
2度と震災は起きてほしくはないけど…
いざという時の為にしっかり備えましょう。
それでは今日もありがとうございました!
おわり
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