こんばんは
今日は僕が2年前に診断された“抑うつ状態”のことについて書いていきたいと思います。
2年経って、ようやくこの記事を書いて見ようかなという気持ちになりました。
自分でも“まさか自分なんかが!”って思ってましたが、小さな無理を重ね続けると
ふとした瞬間に、身体や心のバランスが崩れます。
ぜひ良かったら、少しでも「抑うつ状態」のことについて知ってもらえたら嬉しいです。
そしてこの記事を読んで、1人でも誰かを救えらたら!なんて大げさな事は言えませんが
自分と同じような状態なる前に、周りへ“ヘルプ信号”を出すきっかけになったら幸いです。
また良かったらDISH//さんの猫でも聴きながら読んでくらたら嬉しいです!
そもそも鬱状態って何?
鬱状態とは簡単に言うと
など心の状態が強くなり、様々な精神症状や身体症状が見られることを言います。
ただこのような経験は生きていれば、みんな経験すると思います。
そんな中で、鬱病の違いを見分ける1つのポイントは
「どのくらい長く気分の落ち込みが続いているか」ということです。
ちょっとした気分の落ち込みなら、2〜3日もすれば回復しますし、
趣味や友人とお酒を飲んだりすれば憂鬱な気分が晴れることがあると思います。
しかし鬱状態になるとそんな憂鬱な状態が2週間以上も続き
何をやっても気が晴れることがありません。
抑うつ状態と鬱状態の違いって?
こんな感じです!
僕がなったのは“抑うつ状態”のタイプでした。
鬱状態 | 抑うつ状態 | |
妄想 | 妄想的になることがある | 現実からずれない |
自殺 | 考えることがある | 比較的まれ |
日常生活 | 大きく影響される | それほど大きな影響はなく 変化も少ない |
状況からの影響 | よいことがあっても気が晴れない | よいこと、楽しいことがあると少し気が晴れる |
きっかけ | 多くはきっかけがあるが、 はっきりしていないこともある | はっきりとした誘因がある |
周囲から見て | 理解できないことが多い | 理解できることが多い |
持続性 | 長く続く | 徐々に軽くなる |
抗うつ薬 | よく効くことが多い | 効かないことが多い |
仕事・趣味 | まったく手につかない | やっていると気がまぎれる |
*DSM-5精神疾患の分類と診断の手引:日本語版用語監修日本精神経学会
抑うつ状態になりやすい人の特徴
現在、医学的に言われている特徴は主にこちらの10個です!
と精神的な負荷が維持的にかかった結果、
うつ病を発症するのが1つの典型的なパターンと言われています。
僕が抑うつ状態になった理由
昇進とともに、新店舗へ配属 仕事第一優先へ
僕は2022年の1月で丸10年を迎えるホテルマンの仕事をしています。
はじめはアルバイトからスタートしましたが、入社して2年目で正社員となり、
関東の店舗を3店舗ほど異動しながら日勤と夜勤のシフトで勤務していました。
そのあと6年目くらいに、マネージャー職へ昇進し新店舗へ異動しました。
異動したホテルは小型の店舗で150室もないお店でした。
自分の仕事ぶりが認められての昇進と気合を入れて、
振り返ってみると20代の人生の約8割近くを仕事に費やしました。
ただ新生活を始めてみると・・・
その土地勘や一人暮らし、他の従業員とのコミュニケーションに加え、
一般業務に責任者業務と覚えることが多く
自分がいきなり店舗の最高責任者になったことで、次から次へと生まれる
疑問をなかなかエリアの上司に質問する時間がなく少しずつ残業が増えていきました。
人員不足の中、部下50名の管理と部下の家族の突然の死
次から次へと24時間止まることなく営業が続くホテル。
今覚えば、身体は1つで、手は2つ。1人で全部やるなんて無理なのに
他のスタッフに頼ることもできず、全部1人で抱えていたように思います。
いつ呼ばれてもいいようにと、社宅はホテルから徒歩3分の場所を借りての生活。
また上司である立場上何か指示をする時は、自分より歳上の方に少し厳しい事を伝えなくてはいけない時もあり、周りの目を気にしたり、顔色を伺ったりしてストレスが溜まり、
いつからか暴飲暴食にストレスを発散するようになっていったと思います。
新年度を迎えるにあたって、部下の中には転職を希望するスタッフが出てきて、
異動してきた数ヶ月後には夜勤勤務のスタッフが不足となりました。
近隣の店舗から応援を貰っての運営も行なっていましたが、なかなか夜勤ってこともあり
新しいスタッフの採用と育成に時間がかかり、なかなか人員の定着が難しくなっていきました。
そこで本来であれば「店舗責任者」は日中に勤務していた方が良かったんですが
ホテルには女性スタッフが多く、深夜勤務への不安やその時期に
ちょうど色々ホテルの客室で起きた事件がニュース等で報道されたこともあり
私が夜勤勤務を行うようになりました。
そうなってくると、深夜勤務により、生活スタイルが昼夜逆転し、
同じホテルに勤務していても、顔を合わさないスタッフ等が出てきてしまったり、
お得意様等の外部との連絡も、残業をしてまでの対応となり、
寝不足や食生活の乱れ、の日々が始まりました。
こうなってくると、休みの日は疲れきってしまい一日中ゴロゴロして寝て過ごし
友人と会う予定も合わなくなり、身体を動かしたり太陽の光さえ浴びなくなってきました。
(もう全てが悪循環・・・)
そして、ある時ある部下が「うちの娘(当時中学3年生)が、今日も仕事に行くの?」って言うんです。って雑談程度に話をした機会がありました。
他の家族もバイトや仕事が忙しかった用で、1人で家にいることが多かったとのことです。
そしてその部下の部署でも、少し人員が不足してシフトの追加をお願いすることもありましたが、その娘さんは結果、高校入学後3日ほどで、電車に飛び込み自殺をしてしました。
その子が死を選んでしまった根本的な原因と私は 無関係なのかもしれませんが、、
少なからず、何かその子は悩みを抱えていて、その部下、お母さんにもっと一緒にいて欲しかったのかな?とも思ってしまって、お葬式にも参加したんですが、
そのSOSに気付けてあげれなかったこと、もう少し何か方法はなかったのかな?とか
家族と一緒にいれる時間を作ってあげられなかったこと。。。
役職者一年目の自分にとっては、15〜6歳の死がとても重かったです。。
そして、その年のGW。まさに一番ホテルが繁忙期で稼ぎ時の中
私は仕事へ行くことができなくなりました。
頭では行かなければいけないと分かっているのに、身体が動かなくなってしまったんです。
病院の先生からは「抑うつ状態」と診断され2週間の安静と言われました。
自分ではその時、もう何がなんだか理解することも出来ず
「今は休むことがあなたの仕事です。」と言われても
常にホテルの稼働率、売り上げ等を気にしてしまい、
リフレッシュなんて全く出来ませんでした。
それから復帰した後。
環境を変える意味へ新しい店舗への異動が決まりました。
本来はここでもっと休むべきでしたが、、負けてたまるかと承諾し、新店舗へ行きました。
新店舗へまた異動、そこでのトラブルの連続
新しい店舗へは、実家からの通うことになったんですが、、、
これがまた店舗のやり方、新しいスタッフとのコミュニケーション
そして、前任の責任者のやり残しの仕事など、、、
降りかかる問題の数が今まで以上に溢れ もうすでにキャパオーバーでした。
そして、、ここで最大のピンチが起きました。
まだ2週間ほどしか異動して経っていない中、
顔と名前も一致しない部下から勤務形態のことについて
裁判を起こされました。
今思えば、それは前任者の対応が悪かったんですが、
その裁判を起こした部下も心に病を抱えていて、、、
話がどんどん妄想で膨れあがり、店舗ではなく私自身を訴える方向になり
散々でした。
(自分を守るためにも本当にICレコーダー等は必要だなと思いました。)
今回のは完全にとばっちりで、会社もさすがに助けてくれて、
少しの示談金?で裁判は決着がついたんですが、
負の連鎖は続き、他にもトラブルが続き、メンタルはボロボロ・・・
本来サービス業、ホテル業としてお客様が
気持ちよく宿泊できるようにしなければいけないのに、、、
もうそれ以前に従業員を管理することに疲れてしまい
再度病院へ行き、休職をすることになりました。
幸いにも、傷病手当(毎月ほぼ給料分のお金の支給制度)を頂けたのが唯一の救いでした。
と長くなりましたが、とりあえずこんな感じです。
それによって体重も気付けば
今現在より+10kgの87kgまで増え無気力な日々が続くことになります。
とりあえず今日はここまで!!
次回は、②抑うつ状態になってあらわれた症状と③休職中に私が行なったことについて書いて行こうと思います。
それでは今日も読んでくれてありがとうございました!!